「夜廻」クリア感想
夜廻
(日本一ソフトウェア)
プレイした機種:Nintendo Switch
寒い時期に更に肝を冷やす!続編とセットになっているSwitch版を購入したのですが、今回はまずシリーズ1作目の夜廻をクリアしたのでその感想を。
ホラー系よわよわ人間 vs 雰囲気強めのホラーということで、言うても配信者さんのホラーゲーム実況とか見てちょっとは慣れてきてるし大丈夫だろ!と思いながらやりましたが当たり前のように怖かったです。過信でした。
特に対抗手段のないホラーに弱いので、初めはずっとビビり散らかしながらプレイしていました。
以下ネタバレを含みます。
主人公の小さな女の子が、飼い犬を探しにいってしまったお姉ちゃんを探して夜の町を巡る……というのが全体的な流れ。
チュートリアル時点で心を折るような展開が来て、それ以降も基本的にずっと不穏なので慣れるまでは本当に逐一ビビりながら進めていました。
動物が辛い目に遭うのが苦手な人は、プレイ前に心の準備がいるかもしれない。
そして夜の町にはお化けがいっぱい。
稀に無害なお化けもいますが、大半はもりもりの殺意で女の子を狙ってきます。
捕まるとだいたい容赦なく死!なので、突っ込んできたり追いかけてきたりする彼/彼女らをかわしながら探索をすることになるのですが、これがかなり難しかった……!
移動は徒歩とダッシュが基本で、ダッシュはスタミナ消費があって常時はできない仕様なので、お化けが追いかけてきているときはタイミングを見て走る必要があります。
お化けがいないときはダッシュで消費するスタミナも少ないのですが、お化けと衝突事故を起こしやすくなるので徒歩推奨。犬にめちゃくちゃにされて学びました。
終盤になると、狭い道にいる当たり判定のでかいお化け(追いかけてくるタイプ)を避けながら進まないといけない場面も出てきて、アクション下手な自分は誇張抜きで10回以上同じところで死に続けたりもしました。
その場面以外にも急に飛び出してこちらに突っ込んでくるお化けがちょいちょいいるので、途中からは避ける方に意識が行きすぎてあまり怖がらなくなってた気がします。
死ぬと直前のセーブポイントからやり直しになるのですが、マップによってはお化けとの追いかけっこポイントと直近のセーブポイントが離れていることもあって、余計に怖さよりも死にたくない!!って気持ちが強くなったのかも。
マップも結構広めかつ移動が徒歩中心なので、お地蔵さん(セーブポイント)間でのワープが可能なのはありがたいところ。中間セーブはアイテム消費型。
町中にはストーリー進行と直接関わりのないコレクションアイテムも落ちているので、それのテキストを読むのも楽しかったです。
拾ったアイテムは死んでもリセットされないのが嬉しい!
ただ上記の通り、お化けに捕まる=移動やり直しになるので、隅々まで探索するのは結構難しそう。自分はまだ未回収のアイテムがだいぶ残ってる状態です。
怖さにはだいぶ慣れてもやっぱり急に来るとビビる!
エンディングはまだ謎が残っている雰囲気での終わり方だったので、これはアイテム回収や続編でもうちょっとわかるようになるのかな?
クリア後にできるお姉ちゃんとの会話でちょっと明かされる内容もあったので、掘り下げが気になるところ。
所々、主人公の女の子がメンタル強すぎないこれ!?と思うシーンもあったのでその辺りも何かあったりするんだろうか……。夜の町を一人で歩き回れる時点で鋼の精神だと言われたらそれはそうなのですが。
2Dグラフィックのお化けの不気味さや、幼い女の子の視点で語られるお話の雰囲気は本当にすごくホラーとして良かったと思います。マップやアイテム解説が手書き風なのもこの空気作りに一役買ってる。
続編もまた機会を見てプレイしたいなと思います〜!ホラゲ耐性上げるぞ!