「ポケットモンスター バイオレット」クリア感想
ポケットモンスター バイオレット
（株式会社ポケモン）
プレイした機種：Nintendo Switch
エンディングまでクリアしました！！めちゃくちゃ楽しかった！！！
オープンワールド系のゲームはほとんど初のプレイだったのですが、最初から最後まで楽しかったです。
システム面で気になるところもたくさんあったのですが、それを補って余りあるぐらいに面白かった……。
今はエンディング後の再戦等も終えて、レイドバトル用のポケモンを育てたり図鑑を埋めたりしながらゆっくり遊んでいます。
有名すぎるぐらいに有名なシリーズの最新作、発売直前まで買うかどうかを迷っていたのですが、本当に買ってよかった。
発売日から今日に至るまでほぼ毎日プレイするぐらいにはハマってます。
前述の通り、今までオープンワールドのゲームをやったことがほぼなかったのですが、まずマップ探索がすごく楽しい！
見える範囲のあちこちにアイテムが落ちていてポケモンもいて、それを追いかけていくと更にまた新しいアイテムやポケモンがあって……の繰り返しで、すごい勢いでシナリオからの寄り道が捗りました。
メインシナリオに関してはある程度の導線が轢かれていて、これに関しては賛否両論もあるかと思いますが、初心者の自分には目標を立てやすくてありがたかったです。
3つのストーリーが並列であるので、どこから進めていくかなどは自分なりに決められるのもよかった。
レジェンドルートを早めにやると、ライドで行ける範囲が広がるのでいいのかな？とも思いますが、その分あちこち行きたくなって時間が消えていく気もする。
野生ポケモンやトレーナーとのバトルもマップ移動からそのままの画面で進行する関係上、背景で野生ポケモンが動いていてたまに面白い映像になるのも好きです。
バトルが終わった後やレイド結晶を確認した後なんか、よく周囲にコダックやハネッコが集まってきていて可愛かったですね……。こういったポケモンの動きが微笑ましくて、カメラ機能をしょっちゅう利用していました。
探索が楽しい分、あちこち駆け回ると処理の重たさは結構はっきり感じました。
特に湖周辺のマップが重たくて画面の動きがスローになることもあったんですが、そこでこちらに高速で突っ込んでくるタイプの野生ポケモンがいるのがちょっと辛かった。
幸運にもエラー落ちはまだ経験していないのですが、洞窟マップでライド中に地形にハマりこんでリセットせざるをえなくなってしまったことは一度ありました。
（ライド中なのでマップは開けない、方向キー入力しても動けないのに強制暗転リセットも起こらない状態）
他にも細かい不具合だと、マップに謎のモンスターボールが埋まっている現象と、主人公の表情が固定されてしまう現象には何度か遭遇しています。
特に表情バグはシナリオ中に起きると写真が残念なことになってしまうので、アップデートで改善してもらえるとありがたいなと思います。
振り返れば不満点は間違いなくあるんですが、それを含めてもプレイし続けられるぐらいに面白かったのも間違いないです。
特に今回はシナリオがすごく良かった……！
以下ネタバレを含みます。
メインシナリオ3本の中だと、一番好きだったのはレジェンドルートでした。
ベタだけど大切なポケモンを助けるために奔走するペパーに感情移入して、最後のヌシを倒したあとのイベントでは思わず泣いてしまった……マフィティフが元気になって本当によかった。
そしてルート最後のバトルでは別の意味で泣いてしまいました。バトルが下手ってほんとにぃ！？（クラゲにボコボコにされながら）
元気になったマフィティフも勢いよくじゃれついてこっちのガブリアスをボコボコにしてくれたのでよかったです。よくない。強かった。
人間キャラとしてもペパーが一番お気に入りかもしれません。最初の印象はちょっとよくなかったんですが、その原因である当たりの強さも最後までクリアしてから振り返ると納得できるのがすごい。
もちろん他の2ルートも楽しかったです！
スターダストストリートは今回の学校っていう舞台設定だからこそのものだと思ったし、主人公と校長のどちらが欠けてもこの結果を迎えられなかったと考えると、出会いってすごいなあと思います。
クラベル校長、プレイ始めてすぐは博士と接点があったり意味深な発言をしていたりでもしかして不穏ポジションか……？と思っていたのですが、ネルケが出てきて「校長……？」の選択肢を見た瞬間にあっこの人絶対黒幕じゃないわ！という確信が得られました。本当に最後までいい人だった。
でもこの選択肢が出るまで結構ガチめにネルケ＝校長だってことに気づいていませんでした。申し訳ない。
チャンピオンロードはジムに挑んでチャンピオンを目指す、今までのポケモン！という感じの王道展開でこちらも好き。
今回は四天王が道中から顔見せをしてくれていて、特にそのうちの一人がよく会う学校の先生というのもあり、対戦が楽しかったです。
そして先生方も全員いいキャラしてる！これもまたみんな好きなんですが、すごく素敵な話をしてくれたセイジ先生と、うっかり黒幕とかになってもおかしくなさそうなレホール先生がお気に入りです。授業もどれも楽しかった～！
ネットのあちこちで話題になってるネモさんも非常にいいキャラをしている。「戦（や）ろっか！」のルビがコラでも何でもないの強すぎるよこの生徒会長！
3本のメインシナリオでそれぞれ大切なポケモンとの関係や、今までのポケモンらしいバトル、学校という舞台ならではの話をやったうえで、メインキャラクターが合流して最後のシナリオに突入するのがよかったですね！！
ザ・ホームウェイはとにかく展開が面白かった……。
Vだとエリアゼロで初めて出会うパラドックスポケモンが謎のメカなのもあって、雰囲気の異質さが強調されていたように思います。テツノツツミが出てくるところの不気味さがすごい。
最終バトルも展開・演出含めてものすごく熱かったし、シナリオ関連のネタバレを避けていたおかげで、知っているのに知らないポケモンが次々出てくる！って驚きを感じられたのもよかったです。これは本当に実際にプレイして体験してほしい。
相手トレーナー名が表示されるときの演出や、その後の本当の最終バトルがマジで熱くてずるいんだ……。
総合して、本当に楽しいゲーム体験でした！
今まで複数シリーズプレイしてきてますが、初めて図鑑の完成を目指して頑張っているぐらいには思い入れが強いです。
図鑑表示もちょっと重たいけどポケモンの写真がすごく素敵なんだまた。
これ書いてみて思いましたが、全体的に気になったところは処理の重さが原因なのかもしれないな～と思います。レイドバトルのラグとか、ボックス表示の遅さとか。
今でもすごく楽しいゲームなので、可能ならこの辺りをアプデなどで改善してほしい。
シナリオ的にもまだ残っている謎もありますし、DLCで追加シナリオや新規マップがあると嬉しいですね！今回は探索も楽しいので、マップ増えるだけでもまた時間が溶けそう。
いいゲームでした！
