「星のカービィ ディスカバリー」クリア感想
星のカービィ ディスカバリー
（ハル研究所、任天堂）
プレイした機種：Nintendo Switch
カービィ100％達成した！いいゲームでした！！
100％までのプレイ時間は約28時間でした。
自分は昔から横スクロールアクションが非常に苦手で、マリオなどのそういったシリーズにはほとんど手をつけてきませんでした。
そんな人間が今回カービィをやるに至ったのは、スプラトゥーン3を購入するために買ったカタログチケットが残っていたことと、好きな配信者さんが以前にプレイされていて気になっていたのが主な理由です。実際に自分でやるまでは動画を見ないようにしているので、ネタバレ等は一切知らないままクリアまで楽しくプレイできました。
以下は100％クリア達成視点での感想なので、ネタバレ等を含みます。
初めに書いた通り、自分は横スクアクションがとても苦手です。カービィについてもキャラクターは何人か知っていましたが、本格的にプレイしたのは今作が初めてでした。
それでも気になる気持ちの方が勝って今回の購入に至ったのですが、クリアした今となっては本当に買ってよかった！と大きな声で言えるタイトルになりました。
今作はシリーズ初の3D作品ということらしいですが、プレイしていて操作感の面で違和感ややりにくさというネガティブな感想を持つことは結局クリアまで一度もありませんでした。
ぽよぽよもちもちのカービィをお手軽に動かしながら、広いステージのあちこちを探索するのがとても楽しい！意外なところに隠しアイテムや隠し通路があったりして、隅々まで探し回りたくなります。仕掛けを解くと出現するコインがそれらの隠し要素へのヒントになっていたりするのも、すごくプレイしやすい作りだなと感じました。
ステージは廃墟のようなデザインが多かったのですが、暗い印象を殆ど感じなかったのもすごい。特に一番最初のネイチェル草原なんかは、ぼろぼろに崩れたビル群が風化している光景なのに、全体の雰囲気はとてものどかで癒されるようなものになっていました。
アクションとしての難易度も思っていたよりずっと易しいというか、不慣れな人でも何とかなる要素がたくさん用意されていたおかげで、かなり余裕を持ってプレイすることができました。
最初の方は難易度も「はるかぜモード」にしていたのですが、中盤ぐらいからは「ワイルドモード」でもクリアできるようになりました。
その分クリア後の裏面についてはかなり難易度が上がっていて、最終的にはまたはるかぜモードに戻っちゃったのですが……それでも詰むことはなかったので、やっぱりプレイしやすい作りだなと思います。
アクション下手部としては、アイスをコピーしているときのガードがレベル段階問わずほぼ完全にノーダメージなのが本当にありがたかった……！時間はすごくかかりましたが、このおかげで安定してボス戦も攻略できました。
コピー能力の進化も、できるだけ装備を整えて挑みたいタイプにはすごく心強い要素でした。あと純粋に能力がパワーアップしていくのも楽しかった。
コピーとは違いますが、ほおばりへんけいもギミックいっぱいでとても楽しい！
なんとなく存在は知っていましたが、実際に操作するとそれぞれが個性豊かで面白かったです。そしてほおばりカービィがどれもめちゃくちゃかわいい……短い手足がぴこぴこ動いている……。個人的に、水ふうせんのもちもち感が大好き。ぽよぽよ。
後述しますが、終盤のほおばりを使った展開もすごくよかったですね…！
そしてプレイ中ずっと感じていたことなのですが、キャラクターがとにかく可愛い！！
オープニングから村に到着するまでの間だけでも、何度カービィの可愛さで呻いたか分かりません。
ワドルディも勿論可愛い。捕まっているのに近寄るとわにゃ！わにゃ！って声が聞こえるのが好きで、ステージ内でわざと檻から離れたりしたことを懺悔します。可愛かったのでつい……。
町が発展するにつれて、助けたワドルディが増えていくのも好きです。可愛いので。挨拶したら返してくれるのも可愛い。ニードルみたいな攻撃判定つきの移動をやってるとうっかり当たって倒れちゃうのもかわいそかわいい。敵もガルルフィを筆頭に可愛い子が多かったですね！もふもふ毛並みが分かるのもいい。
カービィは喋らないというのは知っていたので、シナリオはどんな感じになるのかな～と思っていましたが、これも面白かったです！
台詞らしい台詞を話すキャラクターは作中だと多くないのですが、カービィたちの動きや演出でどういう意図か分かるようになってるのが当たり前なんだけどすごい。
どうしてエフィリンやワドルディたちが攫われていたのかが分かる終盤の展開には、演出も含めてぞわっとしました。ここだけ敵のビジュアルも含めてちょっとSFホラー感がある。
そんな展開を経た上での表面の最終決戦、ものすごく熱かった！！
エフィリンを助け出すのもほおばり、最後の決着もほおばり、って流れは配分を間違えたら新要素の押し付けっぽくなりそうな気もするんですが、プレイしていて全くそんな印象はありませんでした。
一番最初のほおばりヘンケイだったくるまほおばりの発展のようなモンスタートラックほおばりで崩れていく世界を全力で駆け抜けていく場面、BGMも展開も操作感も全部がびったびたにハマっててものすごく興奮しましたし、勢いのいい展開だからそれまでになかった連打＆レバガチャ系の操作も違和感なく対応できました。質量をぶつけてくる敵と連打で競り合うの、シンプルに熱すぎる。
ハッピーエンド大好き人間なので、最後のエフィリンの台詞でえっ！？っとなりましたが、エンドロールの写真ですぐに安心させてくれて嬉しかったです。
クリア後の裏面含め、どうしてそうなったのかがストーリー中ではっきりと語られることは少ないですが、気になると思った点がフィギュアのテキストで補完されてるのが上手いな～と思いました。
個人的に、なんでキャロラインがレオンガルフのことをそこまで気にしていたのかや、ラスボスが出てくるまで何をしていたのか辺りが知りたかったので満足です。
レオンのソウルを全回収したご褒美にもらえるフィギュアがあれなのもすごくいい……。
フィギュアの収集条件も含め、裏面をクリアした後にコロシアムに追加されるトーナメント完全クリアでようやくシナリオがひと段落、という印象を受けたので、全部知りたい人は戦闘もそこそこ頑張らないといけないかもしれません。
アクション苦手でもワドルディのお店でバフアイテムもりもり＆強化済みブリザードアイスになれば、タイムは全然出ませんがクリアするだけならなんとかなったので、同じくアクション苦手な人にはおすすめです。
ここまで書いてすごくべた褒めみたいになりましたが、実際プレイしていて引っかかりを覚えるようなポイントは記憶にありませんでした。
難易度高めのトレジャーロードも、クリアさえできれば強化に使うレアストーン自体はゲットできる親切だなと思います。最初はだめだったコースも、何回かやったらどうにか突破できるぐらいだったからよかった……。
全体を通して、思い切って購入してみて本当によかったと思ったタイトルでした。楽しかった！
Switchを持っていてちょっとでも気になるなら買って損はないソフトだと思います。カービィ可愛い！
